2010年「たたら製鉄」の公開実演

たたら製鉄は木炭を燃やし、砂鉄を還元しながら鋼を得る作業で、明治時代に途絶えたとされるが、現在、日本刀を作るのに日刀保たたらで行われております。
伝統を受け継ぐために三木金物古式鍛錬技術保存会の和鋼製鉄部会が毎年2月に実演しております。
今年も1月30日に機械金属工業技術支援センターで準備のために仮操業しました。
本操業は、「金物神社古式鍛錬場」前広場で前日の2月13日から円筒状の炉を組み立て、当日2月14日は午前8時ごろから炉を温めるために木炭に点火。
9時から砂鉄と木炭を中に入れ始め、内部観察用の筒からのぞいてヒの出来具合を見ながら、炉の下部に穴を開けて「ノロ」と呼ばれる不純物を取り出すなど慎重に作業し、2基の炉で計50キロの砂鉄を用いました。
午後に入って上部から炉を解体。
スコップなどで真っ赤に熱されたヒ約14キロを取り出すことに成功しました。(神戸新聞より)


仮操業

金物神社


前日組み立て

前日乾燥


昨年のヒ

昨年のヒについて


木炭に点火

砂鉄と木炭の投入


「ノロ」出し

上部より解体


冷却水の準備

解体最終段階1


解体最終段階2

解体最終段階3


解体最終段階4

ヒの上に藁灰を乗せる


ヒの取り出し1

ヒの取り出し2


今年のヒ1基分

1基で砂鉄25キロでヒ7キロ強取れました




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