別所公春まつり
★鑿の古式鍛錬★

「三木市別所公春まつり」が5月5日(木)上の丸城址公園を主会場に開かれました。
城址公園内には、金物神社や金物資料館、古式鍛錬場があり、まつりに合わせ鑿部会が鑿の古式鍛錬を公開致しました。
写真は、古式鍛錬場横での武者行列や金物資料館でのスタンプラリーの様子を紹介して、鑿の古式鍛錬の様子を順に紹介致します。

■様々なイベントや古式鍛錬■

武者行列 

スタンプラリー


組合長が説明

ふいごとほくぼ


鉄に接合剤を乗せ鋼を置き温度を上げて

小槌で叩いて接合する(のたうち)


親方の小槌の合図で向う槌2人がリズムを

合わせて伸ばしていきます(相槌の語源)


穂の部分が完成しました

たがねで肩を切っております 


軸伸ばし

中子切り


たがねで先ばらい 

たがねで面かじき


軸の火作り

穂の火作り

以上で鑿の火作りの完成ですが、見慣れない言葉があると思いますが、昔は動力機械のハンマーなど無く親方の小槌と先手の向う槌の息の合ったリズムで刃物を鍛えて造られておりました。
この様子が歌になったのが、「村のかじや」でトッテンカン トッテンカン≠フトッが親方の槌音の合図でテンが1が番先手、カンが2番先手の槌音で3人が無言の間に槌音で息の合った仕事ができておりました。
この事が語源で相槌という言葉ができたそうです。
動力研磨など機械が無かったので、たがねで先を切ったり肩を切ったり、面をかじいて造っておりました。

横座:高田 良作 氏     向槌:五百蔵 秀夫 氏・高橋 典三 氏 





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